ももタン NEWS
新 ももタンNo.9 堀田 純司 氏
「東大教授が教える日本史の大事なことだけ36の漫画でわかる本」、これはお薦め。
漫画原作は 堀田純司氏(1984年入学)。本質的なことを理解させてくれ、マンガとしても
面白い。
コロナ禍の中学校授業のオンライン化、リモート勤務が続き、ZOOM、teamsを使い
パソコンの前で学習、仕事をする環境は格段に増えてきている。
会議の議事録には文字起こしソフトを使用し、読んでおくべき本があれば要約ソフト
を使用し10分で読む。この環境が続くかどうか、先はわからないが、後戻りはできない
であろう。
歴史とは現在のありようを理解するのに必要なものであり、ツールではない、と考える。
本書あとがきに『SNSが頻用される時代において長い文章を書く、読むことが困難に
なってきており、「漫画」を用いて表現したい』とある。
まさに、その環境に慣れ親しんでいるものにとって、このテンポのよい章立ては読みやすい。
また、その中で人間像が生き生きと描かれている。
源頼朝、義経の確執について、「違和感の歴史」の『違和感』を感じつつも習った内容で理解してきたものにとっては、さもありなんと思えるのである。また、随所に吹き出したくなるような絵も取り入れられ、それもこの本を読む上の楽しみの一つである。
以上