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卒業生記事
何か面白いことないかな。
東 幸 生(66期)
若い頃から,よくこの言葉を口にしていました。現状に満足してない訳ではありません。しかし,同じことだけを繰り返しやるのが苦手だったのです。何か新しいことに挑戦し,何か知らなかったことを知る,それが人生において最も楽しいことだと思います。そんな思いが高じて,私は弁護士稼業を選択しました。それから既に38年。いろんなことに挑戦し,いろんなことを知り,この選択は間違ってなかったと確信しています。事実は小説より奇なりなどと申しますが,まさに弁護士稼業の前では,小説など単なる絵空事に過ぎません。仕事を通じていろんな人の人生やいろんな世界を知り,感心したり,同情したり。中には嫌われるのを承知で厳しい忠告をしたことも。それにつけても,感謝されながらいろんな人の人生を共に味わえるこの稼業ほど面白いものはありません。私はゴルフも好きですが,この稼業を抜きにして純粋にゴルフだけを楽しむことができるかと問われると,あまり自信がありません。仕事があって,仲間があって,友人があって,それにゴルフやお酒があるから面白いのだと思います。桃山の卒業生は多士済済。歌手もおれば,映画監督や落語家も。企業経営者がおれば,組合関係者も。政治家がおれば,公務員も。学者もおれば,お寺の住職も・・・。こんなに多様性に富んだ卒業生を出している学校も珍しいのではないでしょうか。一人でも多くの方が同窓会に集まり,お互いに自らの面白いこと楽しいことを語り合い交換し合えれば,そんな楽しいことはないと思います。 (以上)